(99)流産ぐせ : 流産ぐせには瘀血(ふる血)を取り除いて体質改善を。

Q

30歳の主婦です。結婚して8年になりますが、これまでに3回も流産を経験しています。30代になったので何とか早く妊娠出産をしたいと考えています・漢方薬で体質改善したいので、よろしくお願いします。

A

妊娠しても、同じ時期になると流産を繰り返す方がいます。原因としては、腎臓疾患、結核症、子宮の発育不全などがあります。
漢方医学的には、おなかの中にある瘀血(ふる血)が原因で子宮位置異常を起こし、体質的に体が冷えやすい「虚証」の状態であると考えます。
このような症状の場合に有効な処方として、第一に当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)があります。これは、冷え性で貧血の傾向があり、筋肉は全体的に軟弱で疲れやすく、日頃から腹痛を起こしやすい方に用います。腹痛は下腹部に始まり、腰やみぞおちにまで波及することがあります。また、頭重やめまい、肩こり、耳鳴り、動悸などの症状がある方にも用います。
第二に、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)があります。これは下腹部に抵抗がある部位を認め、押すと痛みを感じる時、その原因となる瘀血(ふる血)を取り去る事で体質改善していくというものです。
第三に、温経湯(ウンケイトウ)があります。生理不順、冷え性で下腹部にひきつりや膨満感がある、手のひらに煩熱がある、唇が乾燥する。といった症状のある方に用います。
このほかにもそれぞれの体質・症状に合わせた漢方薬があるのでご相談ください。