(86)しろなまず : しろなまずは素人判断せずに専門家に相談を。

Q

53歳の女性です。最近、顔や手足の皮膚の色が点々と白くなりだしました。心配になって皮膚科で診てもらったところ「しろなまず」といわれました。人から見られる部分だけに大変困っていて、人前に出るのが恥ずかしく外出も控えています。漢方薬で改善できるでしょうか。

A

しろなまずのことを白癜(でん)風と呼び、中年以降に多く発症します。現況くされた後天性の色素脱失で、その周辺は皮膚の色素が増強され周囲との境目ができ、いっそう純白を増して見えます。
漢方医学では、全身の症状・体質に合わせて漢方薬を決め、体質改善します。白癜を治す漢方薬には、加味逍遥散(カミショウヨウサン)、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)、桂枝加黄耆湯(ケイシカオウギトウ)などがあります。漢方専門薬局でじっくり相談して薬を決めてもらってください。