(55)坐骨神経痛 : 坐骨神経痛には主原因である水毒・血毒を取り除いて痛みを抑える。

Q

39歳の男性です。昨年の暮れから右足の太腿からふくらはぎにかけて、ひきつるように痛むのです。建築関係の仕事で外に出ることが多く、冷えると我慢できないほど痛みます。何か良い漢方薬はありませんか。

A

坐骨神経痛は、お尻から足の外側や後ろ側に向かって走る坐骨神経の分布する範囲に発作的に激しい痛みの出る神経痛のことです。慢性化するとジンジンとしびれるような鈍痛に変わります。神経痛に侵された部位は、血行が悪くて冷えやすく、冷たい風が当たったりすると痛み出します。
寒い冬や湿度の高い梅雨のころには敏感になり悪化します。
漢方医学では、血毒と水毒をその主因ととらえ体内の余分な水分を取ったり血液循環を良くすることで痛みを取り除いていきます。
ご質問の患者さまには、大黄附子湯(ダイオウブシトウ)に芍薬甘草(シャクヤクカンゾウ)を合方したせんじ薬が良いでしょう。また糖尿病から併発した方には、八味丸(ハチミガン)を兼用してもちいます。
なお。漢方の専門家にじっくり相談して、症状や体質に応じた漢方薬を正しく服用してください。
また、はり灸治療との併用はより効果的といえるでしょう。