(27)水虫 : 水虫には乾性と湿性に分け適切な漢方薬を。

Q

毎年、夏になると水虫になりかゆくてイライラして困っています。塗り薬をつけると一時はよいのですが、すぐ再発してしまいます。根治できる漢方薬を教えて下さい。

A

水虫は、白癬菌というカビの一種が皮膚の表面に寄生して起こり、治りにくい皮膚病の一つといえます。その甚だしいかゆみは、精神的にも苦痛で仕事に集中できないほどです。
漢方医学では水虫の症状を乾性と湿性に分け、かゆみや化膿の程度によって処方を決めます。
まず、乾性の場合、痩せ型で頭にふけが多く、水虫の症状はあまりひどくなくて何度も繰り返して長引くものには、黄耆建中湯(オウギケンチュウトウ)が良いでしょう。症状の激しいものには連翹湯(レンギョウトウ)を用います。
また、虚弱体質の方で皮膚が乾燥してボロボロとはがれる方には、薏苡附子敗醤散(ヨクイブシハイショウサン)を服用します。そして患部がカサカサして熱っぽく裂け目ができ、かゆみや痛みが強く足が火照るなら、三物黄笒湯(サンモツオウゴントウ)がよいでしょう。
次に、湿性で水疱が破れかゆみがひどくただれたりする化膿性の場合には、十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)がよいといえます。
大切な事は、自分の体質と水虫の症状をじっくりと漢方の専門家と相談して的確な処方を決めてもらうことです。