(11)にきび : にきびには症状・体質によって加える薬や分量を調節。

Q

16歳の高校生です。2年前からニキビができはじめ、いろいろと試してみましたが効果がありません。顔一面なので恥ずかしくてつらいです。友達から漢方で良くなったと聞きました。どんな漢方がいいのか教えてください。

A

漢方医学ではニキビを面粉刺といって皮膚が正常でない状態とみて全身と患部の状態を考え合わせて薬を決めます。ニキビの原因として瘀血(ふる血)の場合が多いようです。

まず、体力的にしっかりとしており、顔面や頭部に赤みを帯びた熱感のあるものには清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)を用い、便秘が伴う場合には大黄(ダイオウ)を加えます。また唇が紫色で下腹を押すと瘀血性の抵抗圧痛があり、生理不順を伴う人には桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイヒブクリョウガンカヨクイニン)を用います。

さらに、のぼせや、うっ血のひどい時には桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)を、貧血や冷え性のある人には当帰芍薬散加薏苡仁(トウキシャクヤクサンカヨクイニン)を用います。ほかにも、十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)や大黄牡丹皮湯(ダイオウボタンピトウ)、黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)、三黄瀉心湯(サンオウシャシントウ)、荊芥連翹湯小柴胡湯(ケイガイレンギョウトウショウサイコトウ)などがあります。

大切なことは症状や体質によって加える漢方薬の種類とその量です。患部はいつもよく洗って清潔に保ち脂肪の多い食事や刺激物をとらないようにしてください。そして、毎日の便通を整えるように心がければよくなっていくでしょう。