(2)生理痛とおりもの : 生理痛とおりもの症状に合わせた薬を3ヶ月から半年を目安に。

Q

25歳の女性ですが、生理痛がひどく下腹部の痛みや腰痛で会社を毎月3日間は休まなくてはならないほどです。鎮痛剤を飲んでもあまり効かず、量も増えて副作用が心配です。それに、たまにおりものがあり、下着を汚して悩んでいます。漢方薬で治るんでしょうか。

A

生理痛の原因は子宮発育不全によるものが一番多く、その痛みは生理の始まる前後に起こるなど個人差があるようです。生理の経過中に痛む方には桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)を、貧血で冷え性の方なら当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)を用います。生理の直前に耐え難い痛みがあり、始まれば痛みがなくなる方でしたら、桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)を用います。体質が虚弱な方や生理を過ぎても痛む場合には、当帰建中湯(トウキケンチュウトウ)を用いるとよいでしょう。

また、薄い牛乳のようなおりものがある場合ですと当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)を、やや色のついた濃いものには桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)を使います。頑固な膿のようなおりものがあって、妊娠できないという方なら大黄牡丹皮湯(ダイオウボタンピトウ)に薏苡仁(ヨクイニン)を加えます。

さらに、慢性で時々異常の出血があり、併せておりものがあれば芎帰膠艾湯(キュウキキョウガイトウ)を用います。冷え性で常に足腰が冷痛しておりものがある場合なら八味丸(ハチミガン)を服用するとよいでしょう。

大切なのは、体質や症状に合わせて専門的に漢方を選び、3~6ヶ月を目安に体質改善をしてみるとよくなります。